4月13日(水) 神戸凌霜午餐会第1495回例会 2016年04月13日

miyamoto.jpg神戸凌霜午餐会第1495回例会

日 時:平成28年4月13日(水)12時~14時

場 所:湊川神社「楠公会館」2F 菊水の間

           神戸市中央区多聞通3-1-1      TEL078-371-0005

講 師:大阪大学名誉教授、大阪企業家ミュージアム館長

                                                                    宮本 又郎 氏

演 題:「江戸時代の見方」

会 費:2,500

 講師は1943年福岡市生まれ。67年神戸大経済学部卒業、同経済学研究科修士課程修了し、71年同経済学部助手。その後、大阪大経済学部助手、助教授を経て、教授。9395年同経済学研究科長・経済学部長。2006年関西学院大経営戦略研究科教授。専攻は日本経済史、日本経営史。江崎グリコ(株)社外監査役。

 著書は『近世日本の市場経済』(有斐閣)『日本の近代11 企業家たちの挑戦』(中央公論新社)『日本企業経営史研究』(有斐閣)『企業家たちの幕末・維新』(メディアファクトリー)『商都大阪をつくった男 五代友厚』(NHK出版)など。

 江戸時代といえば一昔前では、「停滞社会」としてほとんどの日本人が暗いイメージをもって思い浮かべた時代でした。このような伝統的歴史像に対して、日本の近代経済成長を準備した時代として、江戸時代を見直そうという動きがここ十数年強まってきました。江戸時代をプレ・モダン(前近代)ではなく、アーリー・モダン(初期近代)として再検討しようという潮流です。人口や経済全体はどのように動いていたのか、金融や流通のシステムの発達は?こうした点についての江戸時代経済史・経営史の新動向を紹介し、江戸時代の近代への遺産について考えてみたいと思っています。

            以上