5月11日(水)
神戸凌霜午餐会第1496回例会 2016年05月11日
神戸凌霜午餐会第1496回例会 日 時:平成28年5月11日(水)12時~14時 場 所:湊川神社「楠公会館」2F 青雲の間 神戸市中央区多聞通3-1-1 TEL:078-371-0005 講 師:神戸大学経済経営研究所教授 ラルフ・ベーベーンロート 氏 演 題:「日本の合併と買収」 会 費:2,500円 講師は1968年生まれ。ドイツ・カッセル大学卒、同大学院で博士号(経営学)を取得後、日本の文部科学省より2年間の奨学金の支給を受け、東京工業大学にて研究員として勤務。その後、日本学術振興会から2年間の奨学金の支給を受ける。 2005年5月より神戸大学経済経営研究所勤務、特別準教授を経て、2012年から現職。主な研究内容は「国際経営」および「合併と買収」。 最近の著作は、International Business Mergers and Acquisitions in Japan. Springer. 2015. 他の著作は http://www.bebenroth.euを参照。 講演では、今日、日本において盛んに行われている合併と買収についてお話しいただきます。 まず、日本の現状についてご報告いただきます。日本企業が関わる合併と買収のうち、最も多いのは国内企業同士のものです。次いで日本企業による外国企業の買収で、現在、この外国企業の買収において多くの失敗が見受けられます。最も少ないのは外国企業による日本企業の買収で、現状としては少ないものの、ターゲットとなる日本企業は成功となる場合が多いでしょう。 次に、ドイツ企業に買収された日本企業を例に、具体的な合併と買収について検討していただきます。合併と買収において重要なのは、買収を目指す企業が、①友好的かつ②戦略的な買収を目指していることです。そして③先進国の企業であることが必要とされます。 以上 |