11月13日(水)
神戸凌霜午餐会第1537回例会 2019年11月13日
神戸凌霜午餐会第1537回例会 日時:令和元年11月13日(水)12時~14時 会場:湊川神社「楠公会館」2F 青雲の間 講師:神戸大学大学院 理学研究科 惑星学専攻教授 荒川 政彦氏 演題:「はやぶさ2による小惑星リュウグウの探査と宇宙衝突実験」 会費:2500円(消費税増額による変更はせず、据置きとします。ただし、ビール提供は廃止します。) 講師は、1965年福井県生まれ。1987年名古屋大学理学部卒業。1989年名古屋大学大学院理学研究科博士課程前期課程修了。1995年同大学院より博士(理学)。北海道大学低温科学研究所助手、名古屋大学大学院環境学研究科助教授を経て、2010年より神戸大学大学院理学研究科教授。この間、ダートマス大学工学部客員研究員(1998年12月~2000年6月、2001年1月~3月)。専攻は惑星科学・実験惑星学。 <講演概要> 2014年12月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」は、昨年6月27日に地球から約3億km離れた小惑星リュウグウに到着しました。今年の4月5日には、神戸大学も参加しているインパクターという装置で小惑星の表面に大きな人口クレーターを形成する実験が実施されました。このインパクターによる実験は、リュウグウの表面を掘り起こすことで、小惑星内部を観測して、さらにその内部から試料を採取することを目的としています。このインパクターによる実験では、10mを超える大きなクレーターが形成され、その様子は神戸大学も開発に関わった分離カメラにより撮影されました。今回の講演では「はやぶさ2」で実施された様々な探査の概要を紹介したいと思います。 |