【凌霜就活コラムNo.2022-2-014号】

～六甲台就職相談センターから就活生の皆さんへ～

「六甲台就職相談センター」では、皆さんの就職活動の一助になるよう、OBOGによる「凌霜就活コラム」を集中的にお届けしています。
今週号は第２シリーズ14回目で、現在株式会社バカンにご勤務の中西 亮さんから頂いたメッセージをご紹介します。就職活動に役立てて頂けると幸いです。
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「ユニコーンに乗ろう！スタートアップ企業で働く魅力」
　
はじめまして。中西亮と申します。
2016年に経営学部を卒業し、現在社会人7年目になります。大学時代は、六甲台学生評議会（ベルカン）での活動に打ち込んでいました。今も続く「秋新歓」を立ち上げたことが密かな自慢です。
新卒で入社した株式会社阪急阪神百貨店、文響社（出版社）を経て、現在は株式会社バカンという東京のITスタートアップで働いています。センサーや人工知能で「混雑」の課題に取り組む会社です。「新しい事業の成長に携わりたい」という思いで、今の会社に飛び込みました。バカンの発展の可能性は、まだまだ無限大です。私はその未来に賭けたいと思いました。
私個人は、DX事業本部でマーケティングを担当しています。潜在顧客を獲得するという目標に向かって、ホームページやweb広告の運用、展示会への出展などを行っています。百貨店と出版社でもマーケティング部に所属していましたが、商品や顧客が変われば、勘所はガラリと変わります。目下、BtoBマーケティングのスキルを高めるべく奮闘しています。

ここからは、大企業、ベンチャー企業、スタートアップを経験して感じる、「スタートアップで働く魅力」をお伝えしたいと思います。
まず初めに「スタートアップ」とは、革新的なアイデアで短期間での急成長を志向する企業のことを指します。岸田総理大臣が「スタートアップ創出元年」を表明したり、永野芽郁さん主演のドラマ『ユニコーンに乗って』の舞台にもなるなど、今大きな注目を集めています。今回は、その魅力を３つに厳選しました。

（１）事業の将来性にワクワクする
スタートアップの特徴として、事業の革新性ゆえに製品や顧客に関する変化の余地が大きいことが挙げられます。例えば、現在バカンのサービスは主に商業施設や自治体でご利用いただいていますが、もしかすると３年後には、宇宙船のトイレやドローンの駐車場に導入されているかもしれません（妄想)。その将来性に、胸が高鳴ります。

（２）仕事への当事者意識が高まる
既に確立された組織と違い、スタートアップには「これから決めて実行する」仕事が転がっています。しかも、その仕事を認識しているのは自分だけということも珍しくありません。自ずと当事者意識高まり、ビジネスパーソンとしての成長に繋がります。

（３）キャリアの自己決定感を得られる
スタートアップで一生勤めようと考える人は少数派です。腕に覚えのある人達が一時期を共にし、貢献と成長を経て次のステージへ移る、それが当然の流儀です。そこにいると、キャリアは人任せではなく自分自身で築くものだという自己決定感が芽生えます。激動の時代をサバイブする私たちにとって、極めて重要なマインドセットではないでしょうか。

企業差や個人差はありますが、この３つは多くのスタートアップに当てはまる要素だと思います。一つでもピンと来た方は、就職先の候補に加えてみてはいかがでしょうか。
一方で、スタートアップの情報は入手が困難なのが実情です。そこでぜひ、神戸大学の繋がりを活かしてください。大勢の卒業生がスタートアップで働いています。中には、自ら起業されている方もいます。私の学生時代の経験からも、まずは六甲台就職情報センターに相談してみることを強くお勧めします。
神戸大学で学ばれたことを土台に、社会で思う存分ご活躍されることを祈念しています。

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