凌霜アドバンス2022年7月15日 号（臨時）

＜凌霜就活コラムNo.2022-2-010号＞

～六甲台就職相談センターから就活生の皆さんへ～

「六甲台就職相談センター」では、皆さんの就職活動の一助になるよう、集中的に「凌霜就活コラム」をお届けしています。
今週号は第２シリーズ10回目で、丸紅にご勤務の高田奈々さんから頂いたメッセージをご紹介します。就職活動に役立てて頂けると幸いです。

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高田奈々　２０１８年法学部卒　丸紅勤務(丸紅クリーンパワー出向)

【入社以降の主な業務内容】
●2018年4月～2021年3月
海外電力プロジェクト第四部にて、中東・アフリカの太陽光発電事業の開発を担当。
- カタール太陽光発電事業の入札および受注後の開発
- オマーン太陽光発電事業の入札
- カタールでの再生エネルギーからなるEV充電システム事業の開発
- チュニジア太陽光・風力発電事業の入札前準備
- ケニア太陽光発電事業の参画検討
特に思い入れがあるのは、カタール太陽光発電事業の開発です。この案件はカタール国初となる大型太陽光発電案件で、約500億円規模の案件であり、案件のはじめからクローズまで担当しました。
本案件の入札時には、入札に必要となる企画・提案資料の作成、現地銀行発行の保証の手配、パートナーとの合弁契約の作成・交渉を担当しました。
そして丸紅は2020年に当案件を受注して長期売電契約の締結に成功。受注後、年の約半分は中東で過ごし、案件を管理・運営するための法人を設立して現地企業の株式を購入したり、必要となる現地政府の許認可を取得したりする役割を担いました。

●2021年4月～現在
洋上風力・再エネ事業部傘下の丸紅クリーンパワー(株)にて、国内のバイオマス発電事業の開発および既存のガス火力発電事業会社の管理を担当。
- 新規バイオマス発電事業の開発
- 既存ガス火力発電事業会社の管理
新規案件では、中東・アフリカでの事業開発経験を活かし、約400億円の融資組成に向けた銀行陣との交渉と、事業会社の運営に関しての条件を握る株主間契約の作成・交渉などを担当しています。
既存案件では、事業会社の予算を策定・管理し、取締役会・株主総会の開催や、契約延長に向けた契約書の作成等を行っています。

【就活生に対するアドバイス】
人生100年時代に突入する中、自分は何に興味を持って、どんな形で社会に貢献したいか、就活は自分の今後の在り方を考えるよい時間です。面倒くさいからと適当に決めてしまうと、辛い時に乗り越えられません。自分で悩んで納得感をもって決断した選択だからこそ、逃げずに向き合い、大きな成長に繋がります。

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